shunさんインタビュー

学生ポーカー選手権 U-30 2023 SUMMER Main Event Winner

shun選手

まず優勝しての率直な感想を聞かせてください。

嬉しいという気持ちはもちろん、「やっと取れた」という気持ちもありますね。
店舗で開催されるプライズマッチのタイトルは何回か獲ってはいたんですが、大型イベントは獲ったことがなく、また、サイドイベントにはあまり出ないので、何かメインイベントのタイトルを取りたいなと思っていた時に、U-30のメイン優勝できて嬉しかったし、ホッとしたな、って感じですね。

いくつかプライズマッチの優勝経験があるとのことですが、どういったものがありますか?

今はもう無くなってしまったのですが、銀座Parajaさんに通っていたので、そこでのプライズマッチだったり、川崎のTriple8さんのプライズマッチで優勝したことはありますね。

デイリーのトーナメントには出ず、プライズマッチ等、大きめのトーナメントを中心に狙っている感じですかね?

最近はそうですね。始めたての頃は毎日のように通って、デイリーとかも関係なくポーカーしていました。去年くらいからは数を減らし、プライズマッチを中心に出るようになりましたね。

ポーカーを始めてどれくらい経ちますか?

2年ぐらいですね。
同じくらいに始めた人たちと比べると、時間もお金も結構使ってポーカーしていた方だと思います。銀座Parajaさんでは、上手な方が多かったので、その方々にめげずに時間とお金を使って、密度の濃いポーカーをしていましたね。

なるほど。それで1年前くらいからはプライズマッチを中心に、って感じですね。

そうですね。大きなタイトルを獲るといった方向にシフトしたという感じですね。
海外はつい最近のAPT仁川が初めてだったんですが、最近は海外に行けるよう、お金など色々考えていますね。

海外の大会に行くとなると、まとまったお金を用意すると思うのですが、国内の大型大会でも、そういった用意とか計画は考えていますか?

日本の大会に関しては、基本的にはメインイベントを走ることを目的としているので、特に予算などは決めずにやっていましたね。僕の考えですが、メインイベントを走ることが一番の節約だと思っています。会場にいると楽しくて、サイドイベントについつい出てしまうので(笑)。なので、基本的にはメインイベントを頑張りたいな、とは思っています。

ポーカーを始めたきっかけはなんですか?

アメリカに2年間留学していたことがあったので、ポーカーという存在は知っていたんですけど、当時は後ろから見るだけで全くプレイはしていませんでした。
それで日本に帰ってきて、コロナ禍で外に出れなくなったタイミングで、暇潰しで何か新しいしたいな、といったところで、「そういえばポーカー面白そうだったな」ってことを思い出して、検索して行ったのが初めてですね。
カジノ学院の初心者講習に行ったのが一番最初で、3回目からはパラハにずっと行ってましたね。最近は深夜の赤坂ドポとかかな…ちょっとだけだけど(笑)

大会の内容に入るのですが、Main EventのDay1はいかがでしたか?

ほぼレイトで入って、スプリンター賞とってチップリ抜けしたぐらい、ラッキーを積み重ねました(笑)
最初はリエントリー覚悟でプレイしてたんですが、COからK7oでオープンしたら、BBから3betされて、4betAIしたらAQにスナップコールされて、ターンでK出て、とりあえずダブルアップできまして(笑)

次に参加した86sでは、3betpotの3wayをスクープして、その時点で20万点くらいになりました。その時点で周りからのリスペクトがほぼ皆無だったので、後に来たAAでオープンしたら、3betされて、しっかり4bet返したら12万点の5betAIされて、スナップコールしたらお相手AQ。普通にAA勝って30万点くらいになり、参加3ハンドだけでスプリンター賞取るくらい、Day1に関しては本当にラッキーでした。
スプリンター賞とチップリーダー賞でコインももらえたので、Day2とDay3も気楽にプレイできました。

Day2開始からFTまではどうでしたか?

ハンドも入らない、ボードも絡まない、テーブルには他のチップリーダー通過が2人がいる等、Day2は終始厳しく、開始からしばらくはほぼDay1通過時からスタックが伸びず、という感じでした。
その中で1つ記憶に残っているハンドが、FTバブルで約800,000点(約30bb)くらいもってる時に、UTGでAKをオープンして、COのチップリーダーのQQに3betされたところを、4betオールインして、コールされてダブルアップ出来たことですね。3betにコールする、もしくは4betを刻むという選択肢もありましたが、ポストフロップで弱いハンドに負ける可能性も全然あり、FTバブルという局面もあって、一気に増やしたほうがいいな、と思って4betオールインしました。トーナメント全体通してストラクチャーがかなり良かったので、30bbでも少ない方かもと思い、ここで増やさないときつかった為、オールインを選択したことが功を奏したかな、と思います。

FTではどうでした?

実はFTではかなりハンドも良く、ハンドが入るタイミングも良く、これで勝てなかったら…っていうぐらいでした(笑)。
その中で記憶に残ってるハンドで、

+1 open
CO(テンポケさん) 3bet
SB(yuruさん) 4bet

となった時に、僕がBBでKKが配られまして。AAいたらしょうがないかな、と思いつつ、流石にちょっと悩んだんですけど、オールイン入れて、SBのAKにコールされて抜けたのがかなり転機になりました。これでアベ上ぐらいに復帰しました。

その後に覚えてるハンドで、AAを持ってる時にyuruさんがKKをプリフロップでフォールドされたのが印象的でした…。5betまで行っていたので、どこかでコール止めしておけば、と後々思いましたが、どのみちすごいフォールドされたなあ、と印象に残っています。

その2ハンドでスタックが増えてからはかなり余裕をもってプレイし、500万点くらいまで増やせました。
それからオールイン2連敗して250万点にもなりましたが、残り4人の時にまた大きいポットを取って、500万点に戻すことができました。

UTG(shunさん) QQ オープン
UTG+1 3bet
UTG c

flop KQx
turn K
river x

フロップはチェックバックされましたが、ターンで少し安めのベットにコール、リバーでは
一部チェックに回したK持ちや、JJ以下のポケットを目掛けて、再度安めのベットを選択しました。長考されましたが、コールをもらえました。(ちなみにUTG+1はAKだったようです。)

大会を通して意識したことはありますか?

自分が確実に勝ってるな、と思う時にはポットを大きくするけど、中途半端だなという時はポットをそんなに大きくしないようにしよう、というポットコントロールを常に意識しています。
また今回のDay1では、ドローハンドからバリューをとることを意識し、ターンまででスタックを入れ切るよう意識していました。反面、Day2からはポットを抑え、リスクを最小限にしながら、生き残ることを意識してやっていましたね。アグレッシブな方も多かったので、バックドアドローのついていないAハイ等はフォールドするようにしていました。

ポーカーでの目標、もしくはポーカーを経ての目標はありますか?

JOPTもWPTもプライズが大きくなったという情報があったばかりなので、そこのメインイベントを頑張りたいのは勿論、海外のトロフィーを獲れるようにしていきたいと思っています。丁度今回APT仁川行ってきて、フリーズアウトで2位と、目の前にトロフィーがある状況で逃していて、かなり悔しいのでリベンジしたいなと思っています。

賞金の使い道で今のところ予定はありますか?

次に参加する海外トーナメントで使おうと思っています。現状はAPTハノイとかに行く予定です。
やっぱり優勝を目指していきたいなというのが一番ですね!
ハイローラー系も国内大会に出たいので、コインとかが増えるのは嬉しいです。

これからの意気込みをどうぞ!

「常に勝っているよね」と言われる人になりたいので、次の大会は重要かな、と個人的には思っています。一発屋で終わらないよう「前回勝ったから」とかは忘れて、また新しい気持ちで頑張りたいと思います!

貴重なお話ありがとうございました!
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