viviさんインタビュー

KKPOKER LIVE TOKYO 2023 SUMMER Winner

vivi選手

大会終わってから一、二週間経ちますが、改めて国内のポーカー大会史上最大の2353人のメインイベントに優勝された気持ちはいかがですか?

まだ正直、何か信じられないっていうか、よく優勝できたなっていうのが正直な感想です。それなりに勉強してきたつもりですが、自分が取り立ててうまいとは思っていないです。僕よりうまい方は、たくさんいたと思います。

ファイナルテーブル(FT)の配信とか見て、大分ラッキーしたなと思っています。終わった後に、友達に「同じ開始スタックで、リエントリー可能で、60分ブラインドの3DAYSっていうのが海外トーナメントに近いので、それに勝てたのってすごいよね」って言われて、言われるまで全然意識しなくて、確かに言われてみればそうかなと思い、喜びもひとしおになりました。

最初はどのようなきっかけでポーカーを知って、始められましたか?

元々ギャンブル的なものが好きで、麻雀とかも好きで、高校時代は結構麻雀どっぷりやるようなタイプだったんです。スロットは若い頃、学生と社会人初めてぐらいのときはやってましたね。最近はもう全然やらなくなりましたけど、競馬とかそっち系は全然行かなかったですね。基本的にはもう10年ぐらいほぼやらなくなってます。

大学のときにオーストラリアに1ヶ月短期留学にいったんです。オーストラリアにはカジノがあるじゃないですか。ホストファミリーさんが共働きで夜両方いない方だったんです。家で1人で寂しいので、毎晩カジノでブラックジャックやルーレットを中心にやっていて、1ヶ月のうち25日ぐらい夜カジノに行っていました。もうなんかディーラーの方がホストファミリーより仲いいみたいな感じでした。そこではブラックジャックが一番好きでしたね、多分ポーカーはそんなに流行ってなかったですね。20年ぐらい前の2003年か2004年ぐらいですね。

アメリカでもポーカーブームが起きるか起きないかぐらいですね。

そうですね。ポーカーは多分やってたかどうかちょっと覚えてないんですけど多分スリーカードポーカーとかそっちじゃないかなと思うのでそういう感じでカジノっていう場は結構好きで、なんかビデオマシンとかスロットマシンというより、ディーラーさんとか他の人とワイワイやる感じのテーブルゲームが好きでした。僕下戸なんですけど、ジュース飲みながらワイワイやるのが結構好きで通ってました。

結構海外旅行も好きで海外出張もある仕事なんですけど、コロナ前は年2回ぐらいは海外にいろんな形で行ってて、カジノのある国に行くと、ブラックジャックとかルーレットとかやってました。どこだったかちょっと覚えてないですけど、ポーカーのテキサスやってるのを見て、ポーカー面白そうだなって思ってちらっと見てました。最初は本当興味本位で楽しそうだなと思ったんですけど、その場では怖くてやらなくて、日本に帰って来てからいろいろ調べて、次の海外行ったときにはもういきなりキャッシュやってみたって感じですね。

キャッシュを海外でやる前に、日本ではどこかでポーカーやっていたんですか?

いや、その頃は2010年よりは後だったと思うんですけど、アミューズメントも今ほど全然流行っていなくて、こっちでいろいろ勉強して、にわか知識で最初に行ったのは韓国だったと思います。その後もちょこちょこイギリスとかベルギーとか、あとラトビアとか仕事で行ったんですけど、まあブラックジャックやったりちょっとポーカーやったりいろいろやっていて、コロナになって行けなくなって、ちょうどその頃国内でも流行り始めて、やりたいから国内のアミューズメントに行ってなんかいろいろ大会があるのを知ってさらに勉強してっていう感じですかね。

最初行った国内アミューズメントってどこなんですか?

家から近くにあった、銀座のパラハさんだったと思います。全然勝手がわからなくて、今でも覚えていますけど、アドオンしますか?って言われて、どっちでもいいですって言ってました。意味がわからなくて、アドオンって何だろう?みたいな。ちょっとそれで恥かいたりとかしました。

普段日本でポーカーされるときに、特にここよく行ってるなとか、友達が多い店とかあるんですか?

いや、あんまり行きつけの店はないのですが、一番行くのはGGPLさんです。月1開催のグローバルミリオンで45分ブラインドの2DAYSのやつと、あと、基本長いブラインドの方が好きなので、昼から行っても30分のブラインドのトナメもやっているので、回数では一番多く行っています。

あとは大型大会のプライズのチケット取るために、仕事終わりにどっか探して行っています。住んでいるのが東京の東の方なので、どっちかというと東側で、出来れば赤坂ぐらいまでが会社からも行きやすいです。ちょっと新宿渋谷ってなると、遠いな~って思って敬遠しています。

他には、西麻布にAWA LABO っていう友達がやってる会員制みたいな感じのお店があって、祝勝会とかもやってもらうんですが、そこは身内でちょっとサテライトをやってる感じがあって、今日オッズいいよとかって言われると参加しています。ただ開始時間が21時とかなんで、終わるのが2~3時になるので時間的にちょっと大変です。でもオッズはいいのでお勧めです。

ファイナルテーブルの配信を友人達が見ながら、LINEのグループで応援してたと伺いましたが、そういう人たちとはどういうところで知り合ったんでしょうか?

ポーカーをやらない麻雀が好きな僕の友達に、最近ポーカーもやるようになったよって僕が言ったら、知り合いでポーカー好きのグループがあるから紹介するよって言われて、紹介してもらったんです。プレーについての相談などを凄くしますね。みんなそれぞれ、今日のプレーとか隣でこういうプレーあったんだけど、どう思う?というのを意見交換しています。割とポーカープレイの思考とかもガチな感じのグループだと思います。

ポーカーの勉強は主にグループ内での議論が中心ですか?

そうですね。あとは、本読んだり、euroさんのコーチングを受けたり。コーチング受けたばかりで結果が出たのはラッキーでした。グループのメンバーはみんな強い人たちなんですけど、その人たちのグループに入っていろいろ考え方とか、今日のハンドはこういう感じだったけど、こうした方が良かったとか、すごい結構盛んに討論するんですけど、それは結構かなり実力アップに繋がったなって感じています。

LINEグループ内という世間から見えないところで切磋琢磨してる鉄強の集まりがあったってことですね?

優勝したんですけど、絶対にそのグループの周りの人の方が強いと思っていて、その強い人々に鍛えられたっていうのがあります。一般的に有名な人は居ないですね。みんなトーナメントに出ない人達で、海外行ってキャッシュする人が多いですね。特に専業ではなくて、趣味でやってるけども本気で勉強してる人とか、ベガスのWSOPの時に2ヶ月ぐらいキャッシュメインでずっと打って勝って帰ってくる人とか、そういう連中の集まりですね。メンバーは8,9人いるんですけど、トーナメントやるのは僕含めて2,3人しかいなくて、他はもうキャッシュゲームメインですね。

グループに入る前と入った後でポーカーに対する考え方とか変わりましたか?

まったく変わりましたね。入る前は本当に素人だったと思います。やっぱり良い悪いを教えてくれる環境とかもないし、上手い人の思考とかが全然わかってなかったんじゃないかな。好き勝手にプレーして、運が良かった悪かったみたいなところはありました。こういう思考でこういうプレーして、これはしょうがないよねとか、これうまくいったみたいな結果よりも思考の過程をみんなで話し合える環境ができたっていうのはすごいプラスでしたね。

ご自身でpiosolverとかGTO Wizardとかで勉強されたりしていますか?

一応携帯に solver+ を契約して、ライブで何か気になるハンドがあったら、降りた後に履歴を入れてどうするのが良かったとか復習してます。あとは自宅のパソコンに最近なんですけどGTO Wizardを入れて、それはなるべく触るようにしてます。

コーチングを受けたeuroさんとはどうやって知り合いましたか?

それも僕のグループの中の1人が、euroさんのやったライブのトーナメント講習を受けてめっちゃ良かったみたいで、いくつか考え方みたいなのを紹介してくれたんですよね。こういうときはこうやるみたいなものを教えてもらって、僕もそれで結構本当に目から鱗が落ちるみたいな、全然100BBや200BBのキャッシュと全然違うな、今までの自分の考えと全然違うなって思って、ちょっと1回受けてみることにしました。そうして、1回受けてみて、これは勉強しようと思って、そっから週1,2回ぐらい受けているんですけど、まだそんなに回数多くないんですよ。トータルで10時間はまだ行ってないぐらいですね。

短い時間のコーチングでしたが、早くも2353人参加のトーナメントで優勝しましたが?

でも怒られたんですけどね。後で配信を見ながら、僕が参加したハンドを一つ一つ復習するコーチングを3時間ぐらいしたんですけど。特に3位のN.A.O-騎-さん飛ばしたとき、ヘッズになる直前のオールインのコールはめちゃめちゃ怒られました。euroさん、普段優しいんですけど…。でも言われて、まあでもそうだよなみたいな、ここでこれは絶対怒るよなって反省しました。せっかく教えてもらっているのに恥ずかしいなと思いました。

でも本当にすごい勉強になりましたね。今までの自分ならどうしようどうしようみたいな、ちょっと精神的に良くない状態で変なハンドでオールインして飛ぶみたいな感じでした。コーチングを受けた結果、ある程度自分の中ではっきりして、どーんって構えるじゃないですけど、本当待って、入れるものは入れて、見るものは見てっていう、なんか精神的にかなり安定してたんで、本当にそれは感謝しています。優勝はラッキーだと思うんですけど、過程の精神状態はかなり安定したというか、コーチングの成果はめっちゃありました。

大会全体を通してどういう感じの大会でしたか?DAY1~DAY3までにあった印象的だった出来事があればぜひお伺いしたいです。

会場での最後のDAY1に参加して、最初3万点から7500点ぐらいまで減ったんです。その後、徐々に増やしてたんですけど、ハイポケが入ってオールインになって、更に上のハイポケに負けるのを2回くらって。7500点になって、一応もう1エントリー分トークンがあったので、リエントリーしようかなと思ってたんですよね。でもそこからオールイン2回勝って、そっからすごい調子良くなった感じがあります。基本的にやっぱついていたなっていうのが正直なところですね。DAY1はテーブル移動1回して2テーブルプレイしたんですけど、後半とか同卓した方に申し訳ないんですけど、すごいやっぱりみんな真剣というか、全然僕も喋れなくてつまらないなって思いながらプレイしてました。一日耐えるポーカーで、DAY1終了時は18万点ぐらいで30BBぐらいしかなかったと思います。

特にDAY1での印象的なハンドなんですけど、僕がカットオフでTJsを持っていてレイズして、SBの方が4倍にレイズを返して僕はコール。フロップでJがヒットして、SBの方にCB打たれたんですけどとりあえず一旦コール。次にAのダイヤが落ちてフラドロがついて、SBがチェックしたので、僕が1万点ベットしたら割とスナップでコールされて、リバーでQのハートが落ちて、SBの方があんま強くなさそうなスナップのチェックをしたので、これはおそらくショーダウンバリューないし、やりどきだなと思いまして、そこでポットオーバーのオールインをかますっていうプレイをしました。

500/1000/1000
es100000

CO Hero T♦︎J♦︎ bets 2500, calls
SB bets 10000

J♠︎9♣︎5♦︎
SB bets 7000
Hero calls

A♦︎
SB checks
Hero bets 10000

Q♥︎
SB checks
Hero goes all-in 70000

これはちょっとやった後に一瞬後悔したんですけど。結構スナップでチェックをされたので、打ちたいって考えるほど強いんではないんだろうなって思って、Aヒットしてなければ絶対おろせるし、AヒットしててもAの1ペアはおろせるだろうなっていうカードが落ちてくれたので。その他にもアクションの流れでの双方のハンド想定とか相手の方の挙動とかいろいろ考えてはいました。ただ、めちゃめちゃドキドキしましたこれは。さすがに100BBあったのにこのハンドで終わるかみたいな感じだったので、態度に出てないかな?とか思いながらやってました。最終的に2分ぐらい悩んで相手の方がAをショウして降りてくれました。

ちょっとやりすぎたかなって個人的に反省してたんですけど、それをLINEグループに送ったら、ベガスのキャッシュ打ってる強い人が、めっちゃ美しいプレーラインだと思うと言ってくれて、結構それが嬉しかったですね結果論もあるかもしれないですけど。500/1000のときに10万点あったので、100BB持ってこの1ハンドで全部終わるんかみたいなところはドキドキしましたけど、ちょっとでもこういうプレーラインを取れたのは嬉しかったですね。これに関しては後日友達とも色々話して、友達も僕も気になっていて、ここに書ききれない位色々考えてのアクションなので、ぜひポーカーうまい方にご意見を聞いてみたいですね。

DAY2はどうでしたか?

DAY2はFTのすぐ脇の黄色2番というテーブルだったんですけど、そこがめっちゃ楽しいテーブルで良かったですね。同卓された方皆さんすごい楽しくて、ノリもみんなよくって、オールインしたらとりあえず何か2人ぐらい踊り出すっていう感じのテーブルでした。プレー自体はみんな真面目で、みんなやっぱり強い方だったので喋りはするんですけどプレーはすごいまともだし、相手に失礼になることは言わないし、やっぱりその考える時はおとなしくしているとか、バブルで暇なときはみんなでワイワイ話したりという感じでした。

viviさんが一番やりたいポーカーができてた時間ってことでしょうか?

そうですね。面白かったんですけど、ディープな人とショートな人もできるじゃないすか。ショートの人が、俺も3ベットとか言いてぇよとか、俺もベット10万とか言いてえよって言ってくれたりとか、もうめっちゃ楽しかったっすね。なので全然ストレスなくプレイできましたね。

そこで一番思い出に残ってるのは、結構持ってるアーリーポジションの人がオープンをして僕がAAを持ってコール止めにして、ブラインドの方がショート気味にオールインをかぶせてきて、アーリーポジションの方が50~60BBぐらい持っていて、僕よりちょっとスタック多いぐらいだったと思います。アグレッシブだから絶対やるなと思ったんすけどオールインを被せてきて、僕はスナップでコールをして3wayに勝ってめっちゃチップ増えて、それはさすがに気持ちよかったですね。

結構そこでチップがドンと増えたのがその後の戦いに大きく影響しましたか?

そうですね。結構増えて100B以上あったので、バブル付近では結構暴れましたね。オリジナルのときはもうほぼエニーハンドで高めにオープンするっていうのでバブルの間は結構スチールで稼がしてもらいましたね。悶絶するシチュエーションがなかったので、お前たいしたハンド入ってねえだろみたいな茶々いれられながら、いやいや入ってますよとかって言いながらやってましたね。バブルでチップリで好きにできるのは楽しかったですね。

バブルがはじけた後はそうですね、フロップナッツストレートとか、TT対A7のオールイン対決でフロップAでたけど、ターンでT引き返したとかラッキーなのもありつつ、アンラッキーもありつつですね。結局アベレージ400万ぐらいのところを500万ぐらいで通過できたので、次の日も60~70BBはあったんで、3日目もだいぶやりやすいなと思ってました。

入賞が決まるのが2日目の結構早い段階で、入賞してからも先はまだまだ長いトーナメントです。どんな気持ちで、Day2入賞決定後は戦っていたんでしょうか?

最初のテーブルにいる時は、シンプルにめっちゃ楽しくプレイしてました。でもテーブルブレークになって、移動になった後はやっぱりみんな真剣な感じなので、1人で結構同じテンションで浮いていました。僕結構ハンドをショウするんですよ。例えばチェックレイズしたハンドをショウしてちゃんと2ペアラッキーしましたよとか、セット引いてましたよとかやるんです。けど、隣の人にこそっとそれ何の意味があるんですかって言われて、いやいやそれはメリットは全然ないんすよ、デメリットしかないんですけども、僕はすいませんラッキーしましたみたいな、それもコミュニケーションの一環でショウしたんです。でも、僕がショウしても当然相手はショウしてくれないし、誰もショウしてくれないし、僕が1人で浮かれてショウしてイエーイみたいな感じでした。

前のテーブルだったら何か言ってくれたり、ショウしてくれたりして盛り上がったはずなのに、なんか急に空気の読めない男みたいなプレーになってしまってました。結構DAY2のテーブル移動した後半はなんかもう疲れたなって思って、最初のテーブルでかなり皆キャッキャしたんでみんなで後半なんかもう疲れたねみたいになってました。そっから次のテーブル行ったんで、みんな真剣にプレーしていて雰囲気もかなり違ってましたね。

残り17人でDAY3に行きましたが、DAY3はどうでしたか?

眠れなかったんですねDAY2の夜、さすがに何かちょっと興奮というか、2353人から残ったの信じられないし、やっぱその次の日のことを考えると眠りもすごい浅くて。楽しむだけでもいいんですけどやっぱすぐ飛んだらどうしようとか、バットビートくらったらどうしようとか、いろいろ考えて、全然眠れなくて、なんか40分ぐらい前に受付に行ってしまって、受付始まるまでずっと突っ立って待ってました。完全に平常心ではなかったですね。ずっとドキドキしていましたね。

ファイナルテーブル進出が決まって、休憩開けてから入場する時にぐっと来るものはありましたか?

euroさんのお陰もあると思うんですけど、プレイが始まってからは逆に精神的にはずっといい感じで安定していたなって思いますね。変に緊張したりとか、逆に変にアグレッシブになる感じじゃなくて本当に何かやるべきことをやるだけだなっていうような気持ちになってたんで、落ち着いているというか、いい精神状態でした。

5位からWSOPシートでしたが、ファイナルテーブルとか5位とかを意識されていましたか?

いやいわゆるICM的なものは意識しましたけど、あんまりWSOPに行きたいっていう気持ちというか、正直仕事柄いけないので、それよりは単純にそのプライズアップを確認して、ちょっとまだ理解は浅いんですけど、ICMを意識してプレーするようにしたのであんまり6位と5位の差というよりは、単純にプライズの差で考えていましたね。6人になったからとかFTになったからというよりは、なるべく良いプレーしてひとつでも順位上げたいなと考えていました。

DAY3で思い出に残るプレイはなんですか?

やっぱり、ヘッズが決まる瞬間のN.A.O-騎-さんのA3に、Q9oでコールして結局1枚フラッシュをラッキーしてつもって飛ばしたプレイですね。euroさんにめっちゃ怒られました。Q9oでの3ベットはいいと、残り3人でチップリだしプレッシャーかけるのはいいが、4ベットには考えるふりしてもいいけど降りる1択だろうと。僕が45BB、2位のとしさんが30BB、N.A.O-騎-さんが20BBなかったんじゃないかなぐらいの差です。ただ1個順位変わると$3000~$4000変わる状況のICMもゴリゴリに効いてる段階で、euroさんに「え、コールしたんですか?」って言われました。

いやもう恥ずかしくて、本当なんかもうよくない思考なんですけど、当然フェイバリットじゃないってのは分かっていたんですけど、負けても3人平たくなるぐらいだしいいかっていう感じです。こっちも3ベットしちゃったから、正直N.A.O-騎-さんの4ベットオールインレンジも相当広いだろうなっていう気はしてたので、これ40%あるんじゃね?みたいな考えでした。でも、そういうことじゃないその思考が駄目ですね。でもフリップになぜかラッキーして勝ち続けたっていうのは本当ラッキーしましたね。多分フリップはFT全部勝ってんじゃないすかね。

FTは正直後ろに上手いプレイヤーが多くて、正直ポストプロップは僕より絶対うまいなって思っていました。euroさんに教わったのがほぼ40BB以下のプリフロップなんです。euroさんの考えは、トーナメントの8割はプリフロップで、かつ、ディープの時はほぼキャッシュと一緒なんだけど、ショートになればなるほど、キャッシュとは変わるんです。なのでもう僕が勝負できるのはそこしかないと思ってたんです。

解説ではロングボール戦略といっていただきましたけど、もう基本ポストフロップはやらない。先にオールインを入れてしまう。あの状況で、20BB以上のいきなりオールインは多分5%ぐらいしか受けれないと思うんですよね。やられた方はJJ+かAKぐらいしか受けられないんですよね。なので、基本的にはもう先に入れるか、レンジの広い人に対しては割とちょっと広めでも入れる、硬そうな人には、多少強いハンドでもスパッと降りる。だからA6で3ベットオールインした時もあるし、A9sでさっと降りたりしてます。そういうのは人とスタックと自分のハンドをとにかく必ずチェックをして、入れるべきときにはもうささっと入れるというのを徹底してましたね。ほとんど僕ポストフロップ数ハンドぐらいしかやってないんじゃないかな。ほとんどプリフロップでオールインして、オールイン対決はありがたいことにほとんど負けなかったので、ありがたかったですね。

三日間通して、この人本当に上手かったなとか、特に印象に残っているプレイヤーさんはいますか?

ファイナルテーブルだったら、間違いなくN.A.O-騎-さんですね。後で配信を見ても、特にポストフロップが上手いなって思いましたね。あとは、プレーだけじゃなくって、アクションとか所作みたいな所が印象に残ってますね。僕はもうベラベラ喋るし、本当にうわーみたいな感じですけど、ただその一応考えていて、出してもいいところでは出すし、出さない時は出さないっていうのは意識はしてるんですけど、N.A.O-騎-さんは本当やっぱプロというか、同じままで基本的に同じ感じで、一切テルを出さない感じにアグレッシブなプレーをすることでやられる方はすごい嫌だなと思いますし、そういう単なるアクションだけじゃなくって、細かい動作とかにも何かプロ意識みたいなものを感じたのでそれはすごいなと思いましたね。あとはそうですねDAY2とかだと、SHINTAROさんっていう方がすごい楽しい方で、会話していて一番楽しいなと思いました。彼はご自分が参加していないハンド、僕と誰かが戦ったハンドとかを全部覚えていて、それって結構うまい人の証拠だなって思っていて、自分が参加してないのは印象的じゃなくて当然じゃないですか?本人が参加していない、例えば僕がチェックレイズしたハンドについて、休憩の時にあれなんだったんですかって聞かれて、えっ!?って驚いたんですけど、ボードにこれが出てて、こういうアクションで、あなたがチェックレイズしたやつって何だったんですか?って聞かれてよく覚えているなと思いました。他人のプレーも記憶に残ってるってのはすごいなと思って、そういう人は絶対うまいだろうなと思いました。その2人が結構印象に残りましたね。

ポーカーを始めてよかったなと思うことはなんですか?

仲のいい友達ができた事ですね。今39歳なんですけど、やっぱりそれぐらいになるとあんまり友達と遊びに行くってないじゃないですか。みんな家庭ができたりとか、ポーカーって、例えばちょっと一緒にトーナメント行こうよとか、その仲間たちでサウナに行ったりとか、カラオケ行ったりとか、ポーカー以外の活動もするようになったり。この歳になって新しく趣味の合う友達が出来たのが一番嬉しいですかね。

今後の抱負とか、これからのポーカーとの向き合い方とか、どんな感じでしょうか?

なんかあの優勝して、優勝したが故になのか、自分まだまだだなっていう思いがすごい強くなって。特にFTの配信とか見たときに、勉強欲がちょっとさらに上がりました。もっと何か勉強したいなと思うようになりました。なんか毎日サテライトとかに行くよりは、GTO用ソフトとかそれこそ、これからコーチング受けたりとか、もっと何かうまくなりたいなと思いました。

ちなみにさっき海外のWSOP行くのはちょっと難しいみたいなお話されてましたけど、アジア圏のポーカー大会とかは行けたりするんですか?

実は先週の土日WPT Prime台湾に行ってまして、ぼろ負けしてきたんですけど、なのでアジア圏の1週間以内に行って帰ってこられるようなトーナメントは、これからも、ちょっとタイミングが合えば行きたいなと思っています。そこでやっぱり良い成績残すと、おおってなると思いますし、シンプルに賞金はねやっぱり日本と比べて、どうしてももらえるものが多いんで、やっぱり今回の賞金超える額を獲得したいなと思います。海外のトーナメント参加して思ったのは、日本レベル高いんだと思いました。WPT Prime メインでたんですけど、全然リンプやら、3ベット横コールやら、なんでそれコールしたの?みたいなのがいろいろ出てくるんですけど、日本のそれこそKKとかのメインのDay2の後半とかの方が全然レベル高いっすね。なんで、日本すごいなって思いました。だから、そうですね海外はもうちょっとすごいレベル高いかなと思って警戒していったんですけど、ビビリすぎだなと思ってもっとアグレッシブにやれば、もうちょっといい結果残したかなと思ったんで、あと次はもうちょっとアジャストしてよく観察して、変なプレイしないようにしなきゃなって反省して帰ってきました。あとシンプルに勉強がもっと必要だなと思いました。

今日はありがとうございました。viviさんのこれからますますのご活躍を応援しております!

______________________________________________________________

ポーカー大会などのお知らせは日本ポーカー連盟のX(Twitter)をチェック!
https://twitter.com/JapanPokerUnion

KKPOKER ブランドの国内初LIVE店舗 [ KKLIVE POKER SHINJUKU ]

https://kklivepoker-shinjuku.com

今回のインタビューは [ 秋葉原カジノクエスト ] でさせていただきました!

https://twitter.com/AKB_CASINOQUEST

______________________________________________________________

Spadie